被せ外蓋に桶形の形状を持った椀になり江戸前-中期の茶人である藤村正員によって『茶道旧聞録』には利休好みの椀の一つとして紹介される。文化13年(1816)記された『茶道筌蹄』には「面桶椀・利休形いづれもウルミ外蓋...」などの記載もあり特に潤塗の面桶椀は宗旦好の一つとして伝わり、現在は文献のみにその名が残る希少な形状を持った懐石漆椀となる。
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