古美術

根来 端反四ツ椀 (室町–桃山時代)

根来 端反四ツ椀 (室町–桃山時代)

端反形の根来の四ツ椀寺院什器として永く使われてきたものでしょう。 数少なく残る端反りの四ツ椀の中でも中世の厳しさが遺る造形に幾度も用いられて塗り直された中で生まれた景色(塗り直しといっても古い時代によるもので 近代に上がるものはありません。)かの有名な"眉間寺廿五之内明徳二"記載の天目椀はその記載から南都の作と推測されておりますがこちらも似たように非常に薄挽きの木地は透けて布着せと共にその跡が浮かび上がり同類の畿内近行で制作されたものと見ております。根来の揃った四ツ椀の中でも時代が上がる端反の形状のものは少ない印象 ただ一つ根来椀四ツ椀に関してはこれだけ持っておけばとも思える景色の品です。  根来端反四ツ椀 (室町-桃山時代) 合わせ箱付 ・価格、詳細につきましては 右下のチャットまたは各種DMから お気軽にお問い合わせ下さいませ。   size: 一の椀    直径 約13cm      高さ 約7.8cmニの椀 直径 約12.3cm 高さ   約6.1cm三の椀 直径 約11.8cm    高さ 約4.4cm四の椀 直径 約11cm       高さ 約4cm

古伊万里 初期手高台付 松梅文 蕎麦猪口

古伊万里 初期手高台付 松梅文 蕎麦猪口

蕎麦猪口の中でもその味わい深さから多くの数寄者に愛され初期手と呼び習わされる高台付の古伊万里蕎麦猪口。松梅文として図録にも紹介されている絵付になります。波佐見産のものと推測されいくつか類品が見られる中でも生掛けが厚く独特な釉調に伸びやかで雅びな筆が走ります。普通の蕎麦猪口より一回り小さきサイズながらも、厚底でしっかりとした重みに酒盃や煎茶盃として重宝する大きさ。逆さから覗いた槍梅は蕾でまだ固く背面は香が薫るが如く花が散り、釉のヨレが景色を生んでいます。状態も口縁に釉削げが見受けられるほどでニュウや直しも無くこの手の中では良好な状態。その景色や仕上がりも含めてコレクションに値する蕎麦猪口といえるでしょう。size:高さ    約5.3cm口径 約7.2cm古伊万里 初期手高台付 松梅文 蕎麦猪口(江戸中期)商品の価格または詳細につきましては右下のチャットまたはDMからお気軽にお問い合わせ下さいませ。-sold -誠にありがとうございました。

研ぎ出し変わり塗 重箱 

研ぎ出し変わり塗 重箱 

渋い闇の中にうっすらと銀めく研出変わり塗の時代重箱。 他に類例を見ない品ですがその特徴から古津軽塗の紋紗塗と推測されます。表面は呂色漆に研ぎ出し技法にて磨きが掛かかり、その奥の黒漆から薄らと浮かび上がる総文は時代経年により更に古格ある表情を帯出しています。華美によりがちな装飾が多い時代重箱中で玄人向の仕上がりといえるでしょう。 多少の微アタリ、経年ありますが中の状態も良く実際に重箱としてご使用の頂ける品状態です。(一段の一箇所に裏まで通る線傷あり。)古い黒塗の時代箱がつきます。商品の価格または状態につきましては右下のチャットまたはDMからお気軽にお問い合わせ下さいませ。(江戸-明治前期)外径:奥行約23cm×横幅約22cm高さ:16cm(二段蓋込重ねた状態)   一段の内寸高さ 約6.5cm