輪島塗の軌跡

能登方面 赤漆塗椀

能登方面 赤漆塗椀

能登半島地震の後に現地から出てきたと伝わる江戸時代の赤色漆の塗椀 深い赤みを持った塗椀は他産地では江戸時代の書写塗(第四形式)で類作がありますが 弁柄漆を用いたそれよりもやや一段と深い色味を呈した椀は能登・北陸の地からもその遺物が散見されます。 同地で制作されていた漆椀についての細やかな検証や系譜は未だ謎に包まれたままであります。  塗は堅く造られて侘びれた雰囲気椀縁に一箇所線疵が入ります。 ¥16000-(税・送料込)(※売上の内¥4000-を能登半島地震の支援金に充てさせていただきます。)寄付先:NPO法人ピーク・エイド:能登半島地震、支援   size:  直径 約13.5cm   高さ   約7.6cm 江戸時代(十八–十九世紀) 購入ご希望、詳細につきましては右下のチャットまたは各種DMからお気軽にお問い合わせ下さいませ。

輪島塗沈金朱塗 根菜文大平椀

輪島塗沈金朱塗 根菜文大平椀

直径 24cmもある輪島塗の蓋付椀 所謂、大平椀と呼ばれる椀形で漆面には細やかな彫の金沈金にて大根・蕪などの根菜文様が描かれています。 沈金は中国では鎗金と呼ばれる宋代から行われていた技法を倣ったものであるが輪島では享保年間(1716年~1735年) から始まったとされ 、その堅牢な塗に対する装飾として適していたのも輪島塗で発展を遂げてきた理由の一つと考えられます。 近代に入るにつれ、輪島塗は次第に華美な作行へと傾いていきますが、本作はその過渡期にあたり沈金の線描と塗面の静かな趣きが調和した仕上げとなっています。 椀自体には経年感があり、椀内の内端に古い時代の塗直しの修復跡がある事から長く使用されていた一品で事が伺えます。   ¥10000-(税・送料込)(※売上の内¥3000-を能登半島地震の支援金に充てさせていただきます。)寄付先:輪島塗業界復興のための募金(輪島漆器商工業協同組合) size:  直径 約24.3cm    高さ約12cm(蓋込み) 明治時代 一九世紀末購入ご希望、詳細につきましては右下のチャットまたは各種DMからお気軽にお問い合わせ下さいませ。

能登國輪島町 漆職人板

能登國輪島町 漆職人板

全面に漆痕が遺り 裏側に「能登國輪島町」と廃藩置県以前の住所表記が墨書きされた漆職人の板その他「大極上々蝋燭」や日付等の記載がある事から輪島町に住む漆職人が蝋燭を所望した際に納められた木箱の蓋を塗台に見立てて使用したものと推測されます。木板は堅く重みがあり裏側に蓋抑えが付いているので敷板や壁に掛けて活用できる一品といえるでしょう。 江戸–明治時代(十九世紀) size直径: 約58cm×約32.7cm  ¥19000-(税・送料込)(※売上の内¥5000-を能登半島地震の支援金に充てさせていただきます。)寄付先:NPO法人ピーク・エイド:能登半島地震、支援購入ご希望、詳細につきましては右下のチャットまたは各種DMからお気軽にお問い合わせ下さいませ。