直径 24cmもある輪島塗の蓋付椀
所謂、大平椀と呼ばれる椀形で
漆面には細やかな彫の金沈金にて
大根・蕪などの根菜文様が描かれています。

沈金は中国では鎗金と呼ばれる宋代
から行われていた技法を倣ったものであるが
輪島では享保年間(1716年~1735年)
から始まったとされ 、その堅牢な塗に
対する装飾として適していたのも輪島塗で
発展を遂げてきた理由の一つと考えられます。
 近代に入るにつれ、輪島塗は次第に華美な
作行へと傾いていきますが、本作はその過渡期
にあたり沈金の線描と塗面の静かな趣きが
調和した仕上げとなっています。

椀自体には経年感があり、椀内の内端に
古い時代の塗直しの修復跡がある事から
長く使用されていた一品で事が伺えます。
¥10000-(税・送料込)
(※売上の内¥3000-を能登半島地震の
支援金に充てさせていただきます。)
寄付先:
輪島塗業界復興のための募金(輪島漆器商工業協同組合)
size:  直径 約24.3cm 
   高さ約12cm(蓋込み)
明治時代 一九世紀末
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