端反形の根来の四ツ椀
寺院什器として永く使われてきたものでしょう。
数少なく残る端反りの四ツ椀の中でも
中世の厳しさが遺る造形に
幾度も用いられて塗り直された
中で生まれた景色
(塗り直しといっても古い時代によるもので
近代に上がるものはありません。)
かの有名な"眉間寺廿五之内明徳二"記載の天目椀は
その記載から南都の作と推測されておりますが
こちらも似たように非常に薄挽きの木地は透けて
布着せと共にその跡が浮かび上がり
同類の畿内近行で制作されたものと見ております。
根来の揃った四ツ椀の中でも
時代が上がる端反の形状のものは少ない印象

ただ一つ根来椀四ツ椀に関してはこれだけ
持っておけばとも思える景色の品です。
根来端反四ツ椀 (室町-桃山時代) 合わせ箱付

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size:
一の椀 直径 約13cm 高さ 約7.8cm
ニの椀 直径 約12.3cm 高さ 約6.1cm
三の椀 直径 約11.8cm 高さ 約4.4cm
四の椀 直径 約11cm 高さ 約4cm





