逢季荘
時代 流水団扇文蒔絵切金朱漆 酒盃(江戸末-明治前期)
夏の涼を誘う
朱漆の蒔絵酒盃
高蒔絵に切金など
細やかな漆芸が施された見込み面は
金粉や銀粉(又は錫)や各種漆が使い分けられた
流水に団扇が描かれ
優美な夏の景を彷彿させます。
盃裏にもさり気なく蒔絵が施されており
薄手に轢かれた木地からは
口当たりのキレも良さが伺えます。
同時代の漆盃の多くは縁にアタリや、
木地に傷などが入っているものが多い中
こちらは多少の経年感や擦れはあるものの
大きく目立つ傷も無く
時代にしては良好な状態です。
目で涼を感じながら
盛夏に冷酒を愉しみたくなる
蒔絵盃でございます。
size: 高さ 約1.8cm
直径 約9cm
時代 流水団扇文蒔絵切金朱漆 酒盃
(江戸末-明治前期)
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