時代 鶯梅文蒔絵青漆吸物椀 (19世紀)
梅に鶯と流水の蒔絵、上部には細月を
黒蒔絵で描いた青漆の蒔絵吸物椀
青漆と書いて(せいしつ)と呼ぶ漆塗になり
18世紀後期以降から奥州会津塗が人造石黄の
開発に成功しそこに、藍草から取れる藍蝋等を
混ぜた事によりこの深緑の塗椀が近世以降に広がります。
こちらは幕末-明治初期にかけてのものになります。
椀もすぼんだ古手の造形で深緑が気品のある発色です。
経年により木地収縮による歪み、ものにより僅かな
塗り剥がれなどありますが、木地に深く入る傷はなく
内側は多少の擦れ程度で綺麗な状態
塗や下地の感じをみると日常使いには
向きませんが春の季節にとりだして
暖かいものをよそいたくなる蒔絵椀です。
(※特記する塗傷のみ記載しております。
(記載に漏れる僅かな微傷などあります)
昔の吸物椀なので容量は少なめです。)
A 塗傷目立たない 三客
B 高台底に小塗剥がれ・縁内微小塗傷 一客
C 高台に塗剥がれ 二客
size:椀:直径約11.5cm高さ約5.5cm
通常価格
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