時代　肉筆　歌合恋歌　紙本金泥色紙　藤原定家・藤原隆房　(江戸時代）

とはスタンダールの小説のタイトルではなくこの丸盆のこと。一人酒の時に酒器を乗せる最高のステージとなる。深みのある時代を感じる赤漆とそれを囲む漆黒。哲学的な深みすら感じる。美しい。

2種類の書き分けがとても洒落ている器でした。

障子越しの僅かな光やかなり落とした照明の中に浮かぶ金彩がしっとりと美しく、瑠璃釉の深さに添っている、良いお品をありがとうございました。
逆に昼間の明るい窓際で手に取った時に、金彩の面積が多く、ややうるさい印象を受けた経験から、洋のセッティングで使用して全く違った印象で楽しめることを学び、適材適所を見分けるたいへん良い経験になりました。

朱にも黒にもない弁柄風味が素晴らしいです。時代を経て、痩せた木地が生む微かな凹凸が縮緬様になっているのが見どころの一つだと思います。

通常の漆器とは違う透明感と深みのある色合いが、手にするたびハッとさせられる美しさがあります。他の器とも合わせやすくとても使い勝手が良いです。菓子皿としても使えるので、お気に入りの器のひとつとなりました。

マニアックなのか最近わからなくなってきた陶片愛

ある一定数いるだろう陶片マニア

逢季荘さんの選ぶ陶片はそんな陶片マニアのココロのすみっコをくすぐる

好きな陶芸家、栗田一蔵が目指す唐津がここにある、なんて思ってしまう

そう、唐津の古典の良さは静かなる美である

それは陶片になったとて色褪せることはない

漆器の酒器は未だ所有していなかったので、盃として購入させていただきましたが、乾いた状態での重ねて保管されてたであろう見込みのスレが液体を注ぐと艶やかな光沢に変化したことに驚きました。とりわけほうじ茶を入れたときは溜息が出るような美しさです。愛用させていただきます。

菖蒲と格子文様の蕎麦猪口、探していたお品でした。太白の雰囲気が大変良いです。この度はどうもありがとうございました。

時代　常滑　縁釉　山盃　（鎌倉時代）

手持ちの古い小さなかごに秋の蔓ものを飾ろうと思案していました。粗い目の網なので中がよく見えるのですが似合う受け皿がない。今回出逢った小皿は驚くほど色、サイズともにぴったり、今玄関の腰掛けに鎮座しております。組み合わせを考えるのも楽しいものです。

まだ充分気持ちよく使用できるお品でした。また素敵な出会いを楽しみにしています。

期待通り時代感あるお品でした。
愉しませて頂きます。
レビューが遅くなりすいません。

想像していたより少し小振りでしたが、そこがかえって愛らしく手にすっぽり馴染んでとても気に入っています。素敵なグラスをありがとうございます。大切に使わせていただきます。

山茶碗…

陶片が好きで、残欠が好きで自分の雅号に陶片墨と名付けたほどに陶片好き

好きなだけで詳しくはないのだけれど

これは、逢季荘さんのご厚意の価格なのか

大体こんな価格なのかもわからないけれど

買える値段で大きな釉溜まりが特徴の山茶碗

気がついた時には購入手続き

写真とは全然違う存在感

発掘品とのことだが
　
まだ呼吸をしている生きた器

やや土のかほりはするものの

ゆっくり育てたくなる

豪快に爆ぜた石もあちこちに

それでも呼吸は静かに

遥か鎌倉の時代の作が悠久の時を超えて今目の前にある奇跡

たかが発掘品の山茶碗の残欠…と、人は笑うかもしれないけれど

豪快さと静けさを内包して

今日も僕を癒してくれる

子供の寝息のような

木地盆(大正-昭和初期頃)を送っていただきました。杢目が渋くて美しく、塗を気遣う必要もないので日常使いに重宝しています。Web写真の通りに縁が立っているため、ぐい吞みや湯呑をのせて持って歩いても落とす心配がないのも良いところです。ありがとうございました。