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丹波焼・古丹波・丹波壺の鑑定と出張買取 ― 見分け方と相場、無料査定のススメ ―

丹波焼・古丹波・丹波壺の鑑定と出張買取 ― 見分け方と相場、無料査定のススメ ―

古丹波・丹波焼の出張買取 ― 見分け方と相場、無料査定のススメ ― 目次 丹波焼とは ― 見分けの基本と相場について 高額査定が期待できる品とそうでない品 鑑定・査定は信頼できる専門業者へ 出張買取・無料査定について 全国対応・無料査定の業者一覧 まとめ 丹波焼とは ― 丹波焼(たんばやき)は、兵庫県丹波篠山市今田町を中心に焼かれてきた陶器で、日本六古窯の一つとして知られています。平安時代末期からの歴史を持ち、自然釉による素朴で温かみのある焼き物が特徴です。 古丹波と呼ばれる壺類や、江戸時代の徳利、現代作家による陶芸作品に至るまで、多様な魅力を備えた焼物文化が息づいています。 代表的な現代作家には、市野茂良、清水万佐年などがおり、国内外で高く評価されています。 見分けの基本と相場について 古丹波大壺(室町時代) 以下に、丹波焼の種類ごとの特徴とおおよその買取相場をまとめます。 種類 特徴 買取目安 古丹波(室町〜江戸初期) 灰釉やビードロ釉がかかる壺・甕など 数万円〜数十万円 江戸期の徳利・火入れ 轆轤目と自然釉の景色が見られる 5千〜数万円...

越前焼の源流をたどる旅|三国・生水・若狭に息づく器の記憶

越前焼の源流をたどる旅|三国・生水・若狭に息づく器の記憶

越前焼の源流をたどる旅|三国・生水・若狭に息づく器の記憶 1. 越前の地に息づくやきもの 北陸道を南北に走るこの地は、古代より「越の国」と称され、海と山のあいだで独自の文化が育まれてきました。なかでも福井県に位置する越前地方は、やきものの地として長い歴史を有しており、須恵器以来の技術が脈々と受け継がれています。 この地域の陶器には、実用性に富みながらも、どこか静かで澄んだ気配が感じられます。日々の暮らしに寄り添う器として、人の手に取られ、時には祭礼や婚礼にも用いられながら、時代を超えてその姿をとどめてきました。 2. 古越前焼の成立と展開 越前焼の始まりは、平安時代末期から鎌倉時代にかけてとされます。山の斜面に築かれた登り窯で焼かれた壺や甕、水瓶などは、当時の民間生活や宗教的儀礼の中で欠かせない道具でした。 越前の器は、鉄分を含んだ赤褐色の胎土をもち、自然釉が生む焦げ茶や深緑の釉調が特徴的です。「お歯黒壺」や「種壺」は、生活と信仰のあわいに生まれた器であり、婚礼や出産といった人生の節目に寄り添っていました。 その造形はあくまで素朴で、華美ではありませんが、使い込まれることを前提とした「用の美」に満ちています。 3. 周辺に花開いた陶業文化 ― 三国焼・生水焼・若狭焼 ― 越前本窯の影響を受けつつ、福井県内には三国焼(みくにやき)・生水焼(しょうずやき)・若狭焼(わかさやき)といった地方色豊かなやきものも生まれました。 三国焼 三国港を擁する三国町で焼かれた陶器で、江戸中期から明治にかけて盛んに作られました。土瓶や鉢など実用陶器が中心で、北前船交易の影響を受け、染付や青釉の作品も見られます。 生水焼 明治期に開窯された生水焼は、民芸運動とも関係が深く、登り窯で焼かれた灰釉や鉄釉の素朴な器が特徴です。実直な暮らしの道具として愛されています。 若狭焼 小浜市を中心とした若狭焼は、京焼の影響を受けた薄造りの端正な器が特徴です。茶道具などにも用いられ、洗練された気配のなかに素朴さが同居しています。 4. 加賀・九谷焼との系譜 江戸時代、加賀藩によって興された九谷焼は、色絵磁器としての美術性が際立っています。初期の「古九谷様式」は、豪快な色彩と力強い筆致で知られます。 九谷焼の成立には、越前焼の土や焼成技術が背景にあるとされ、加賀と越前のあいだに文化的な連続性が見られます。越前の「土と火」が、九谷という「美」のかたちをもたらしたとも言えるでしょう。 5. 明治以降の変遷と再興 明治維新により多くの窯業が衰退するなか、越前焼は地元の陶工たちによって再興され、昭和には民芸運動の影響を受けて再評価されました。 同時に、生水焼や三国焼などもふたたび注目され、暮らしのなかで使われる器として息を吹き返しています。いまも各地で静かに作陶が続けられています。...