逢季荘
時代 外潤塗内黒漆蓋付壺椀 (幕末-明治期)
時代箱に納められていた
潤塗蓋付壺椀となります。
潤塗り(うるみ)とは、
上塗りに黒漆と朱や弁柄を混合して
褐色の漆を塗り栗色の落ち着いた
光沢をもつ仕上げにした塗で
弘化4年(1847)刊「茶道筌蹄」にも
その名が記されている事から
侘び落ち着いた色味が当時の茶人達の
好みにもあったのでしょう。
こちらは「宇留美 坪」と記された時代箱に
丁重に納められていたものになり
塗の質感から明治前期頃のと思われます。
この時代の天然漆の潤塗の質感は
下塗りの黒漆がうっすら覗く様な
奥深さがあり、表面が少しトロリと
透けてますが、これは塗ではなく
経年によって得られたものでしょう。
状態も蓋裏や椀内に
僅かな微ヤケ(10中2程度)
その他多少の擦れ程で、
使用感も少なく時代を考慮すると
綺麗な管品となります。
壺椀は、もともと懐石や本膳などの
日本料理で菜を盛る為に
使われる椀となり
ちょっとした汁物やおひたし
餡蜜やおしるこなどにもお使い頂けます。
・5客セット -sold-
・バラ売り 1客 5280-
の2パターンで用意してあります。
現代作家ものとも相性が良さそうな塗の
漆器ですので陶磁器などと組み合わせて
食卓を演出しみてはいかがでしょうか。
size:椀
高さ 約6.6cm
直帰 約9.6cm
時代 外潤塗内黒漆蓋付壺椀
(幕末-明治期)
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