石井成兒 水墨画 『雨近し』

石井成兒 水墨画 『雨近し』

「日本には水墨画という素晴らしい
芸術があるのに、なぜ君たちは
油絵を学ぶのか―。」


石井成兒は1922年 千葉県に生まれ教師として
働きながら油絵画家
としての活動を始めますが
師がピカソから上の言葉を投げ掛けられた事を
伝え聞き、またその墨の表現に感銘を受け
後に水墨画家へと転向します。

棟方志功らと共に日本画の新たな表現を
追求する日本水墨派展の設立などにも尽力し
未だその名が多く広がってはいないものも
西洋の油絵の技法を取り入れた
独自の画風が評価されています。


氏は古典や神話を題材にした
作品も多く描いた事から当作品は
武蔵野図をモチーフと見立てたの
ではないでしょうか。


風にたなびく草原の
上に厚く覆う雲
今にも降り出しそうな情景を
墨一色で見事に描き出しています。


裏に題材と作品番号の他、
二紀会同人や日本水墨派委員
等の経歴や名前の記載あり


額裏が打釘となった額装に
品佳くしっかりと仕上げられており
木枠も細く現代の空間に
そのまま馴染んで掛けられるでしょう。


マットや作品に多少の経年感あり

size: 額幅
横 約41cm
縦 約43cm



石井成兒 水墨画 『雨近し』


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